今回で恐山の記事は最後になります。
お昼に八戸でクライアントさんと合流する約束になっていたため、あまりゆっくりはしてられません。
が、もう二度と来ないかもしれないので、しっかりとお参りをしておかなければ!
地獄めぐりスタート
朝すごい霧だった景色もこんなにすっきり。晴れています。
朝6時頃はこんなんでした。
前回は地蔵堂の裏にある奥の院の不動明王様までご案内しました。
こんなゴツゴツした岩山を歩いて回ります。
ここにも温泉が流れていて、湯気がでているのわかりますか?
どれくらいの温度だろうと触ってみましたら、かなりの高温でした。
源泉がこれだけ熱いって、すごいです。
まずは「みたま石」です。
こちらが「無間地獄」
こちらは開山された「慈覚大師堂」
たくさんのわらじが奉納されています。
こんな注意書きが、確かにロウソクなどはどこにもついていません。
ひたすら無間地獄をさまよいます。
千手観音様を発見
水子供養の納札所だそうです
八角堂までやってきました。
こちらの地蔵菩薩さまも僧衣を着られてます。
こちらでもお経を唱えさせて頂きました。
八角堂の裏手に、布がいっぱいかけられてました。
これは、賽の河原の岩場の参道の脇でして、あの世へ旅する故人の霊や、あの世からやってくる霊たちが、夏暑くて汗をかくだろうとうことで、手ぬぐいやタオルを供養しているそうです。
そしてこちらが「血の池地獄」
あれ?赤い色してると思っていたのに、赤くなかった(笑)
でも藻みたいなのがものすごく張ってました。
一番怖いかなと思っていたのに拍子抜けでした。
極楽浜へ
見えてきました極楽浜が・・・
わー。さっきの岩山と全く違う砂地になりました。
こちらは東日本大震災犠牲者追悼の地蔵菩薩さまです。
犠牲になった地域は恐山を信仰されている方も多かった地域で、その追悼にたくさん来られるのだそうです。
それで山主さんが発願されて、2013年に建立されたそうです。
後ろ側には手形がたくさんあります
公式サイトからお借りしました
大・小彫刻あるので、自分の手に合う手形に手をつけたまま、しばし黙祷を念じましょう。
後ろには極楽浜です
不動明王様の所であったご夫婦とここで仲良くなり、写真を撮り合いっこしました^^
この絶景は写真撮らないと!!
ここに花束が刺さっていたり、風車を立てたりするみたいですが、この日は少なかったです。
湯気が立ってるところは温泉が湖に落ちるまえのところですね。
ずっといたいけど、時間がないんで次に急ぎます。
胎内くぐりというのが気になりましたが、どこにも入れそうな場所はなく。
また地獄にもどってきました。「重罪地獄」ですって!
こちらは「金掘地獄」
死んでも金を求めて掘り続ける地獄(おそろしやー)
五智山を登って、五智如来様です
五智山展望台からの景色がすばらしくて
こんどは自撮り
こちらは「修羅王地獄」
「どうや地獄」
ということで戻ってきまして、宿坊をチェックアウトしました。
納経所に立ち寄って
めったに頂かない納経を頂きました。
おまけ 展望台からの恐山
出発予定時間を過ぎていたのですが、どうしても展望台によりたくて
こちらがむつ湾を望む展望台です。
空をみてもらったわかるように、私が車に乗って移動始めたら、急激に雨雲がやってきました。
こちらは釜臥山展望台
もう雨がぽつぽつと降り始めてしまいました。
あの極楽浜の真っ青な宇曽利山湖がうそのようです。
神仏の采配だったら嬉しすぎです。
そんなわけで長い恐山体験記はこれで終わりです。
大急ぎで地獄めぐりしたので、写真撮れてない場所もいくつもありました。
おまけ イタコの口寄せ
いたこさんの口寄せをしたい方は、大祭の時期に来られるとよいです。
こんな感じだそうです。
大祭典(毎年7月20日~24日)と秋祭典(毎年10月第2週の三連休)の期間中
恐山とイタコさんとは関係がないので、お問い合わせはしないでくださいね。
ちなみに私もこれは体験していません。
友達が昔、死んだお母さんに結婚報告したくて、大祭の時に来たそうです。
ひとりめのイタコさんは全然ピンとこなかったのだそうです。
それで、もう一度別のイタコさんの列に並んでみてもらったら、本当にお母さんがそのイタコさんに降りてきて、お母さんがするであろう表情で会話したそうです。
号泣したそうです。
それが気になっているのですが、私には降りてきてもらいたい故人がまだ今のところ思いつかず。。
参考になれば幸いです。