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何のために回忌法要をするのか

本日はクライアント様のお身内の
回忌(かいき)法要を
自宅にあります自坊、福結寺(ふくゆいじ)
にて執りおこなわせて頂きました。

長年お寺さんとお付き合いがなく、
亡くなった後法要をやっていなかった。
とおっしゃるので
私が昨年、4名様のご先祖様の
追善供養をさせて頂いたのです。

そして今年は、三回忌の方と、二十五回忌の方
2名様の回忌法要だけ行いました。

回忌法要というのは、
・四十九日(しじゅうくにち)
・百か日(ひゃっかにち)
・一周忌
・三回忌
・七回忌
・十三回忌
・十七回忌
・二十五回忌
・三十三回忌
聞いたことありますよね?

お亡くなりになった後にそのご先祖様が
亡くなった後の年数で、その都度、法要を行います。

このために昨日は断食して準備いたしました。

 

そして、その準備をしているときに
長年産土信仰してくださってる方からお問い合わせが。

10月に実家から祖母の回忌法要の連絡がきたけど、
かなり遠方なんで行かなくていいでしょうか?
母は遠いから来なくていいよというのですが。

というようなお問い合わせでした。
(ブログでの紹介の了解済み)

 

それに対しての回答は

 

おばあさまの回忌法要、
無理してでも出られるものなら
ぜひ出席される事をお勧めします。

なぜなら、法要は先祖供養のためと
上から目線で考えてしまいがちですが

実は自分の大きな徳積みの機会にもなるのです。

神仏事に関して支払ったお金は、
それ以上、違う形で戻ってくると言われています。

ここを節約するのはナンセンスです。
せっかくの開運の機会を逃すようなものです。

 

回忌法要といったら、主催者にしてみたら、
お客様の数だけお料理の準備しないといけないし、
お坊様にもお布施をお支払いしなくちゃいけないし。

と、現実的にお金がかかる行事として、考えがちです。

そして子どもに気を遣ってか
「こっちでやっとくから来なくいいから」
とおっしゃる親御さんが多い。

何を隠そう、私も実家から
「おばあちゃんの法要終わったから」
って事後報告される始末です。
↑行きたかったのに、って思いますが、
自分の兄弟だけでやってしまったみたいです。

 

本当はご先祖様のために行っているのに、
いつの間にか出席者する人間のための気遣いで疲れる方も
多いようです。

だけど、本来は
生きてる人間にかっこつけるために行うものではなく

いうまでもなく、ご先祖様のために行うのが回忌法要。

あの世にいって修行されているうちに、
指導してくださる担当の仏様が交代していくのです。

だから例えば、
三回忌から七回忌に変わったら、
「新しい仏様にご先祖様の事をよろしくお願いいたします。」
と子孫からお坊様を経由してお願いして、
ご先祖を応援するのがこの法要の意味なんです。

そして、その機会に参加させてもらえるというのは、
すごく大きな見えない徳積み貯金になるんです。

面倒だとか、お金がかかるから、と来てくれない子孫よりも
結構無理しないといけないけど頑張って法要に来てくれる子孫の方が
かわいいし、何とか力を尽くしてあげたいと思うのは当然のこと。

その積み重ねが、人から

「あなたはいつも運がいいわね」

と言われる人になっていくということです。

 

私は、「運がいいわね」といわれる人を
もっともっと増やしたいと思っています。

 

そのお返事をしたあと、その方は即答で

「10月、実家に戻って回忌法要に出てきます」

とお返事ありました。

素直でとってもいいです。
こういう人は開運しますよ。

 

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