開運研究所公式ブログ

2022.12.12

みちのく旅~櫛引八幡宮編



今回のみちのく旅は、ひとり旅ではなかったので、みちのくひとり旅ではなく、みちのく旅・・・

ってなんでもいいですね。

東京から青森(三沢空港へ)

通常であれば出張があれば、その土地の偉い神様の所へ行ってご挨拶するのですが、前回は恐山をお参りしたかったので出来ませんでした。
それで今回はやっとお参りさせて頂けました。


こちらは当日の朝、羽田空港から三沢へ向かいます。
ご覧のとおりのどよーんとした天候でした。


一旦静岡までいって、方向転換して青森に向かうようで、富士山がきれいに見れました!


あれはきっと、八甲田山だと思うのですがどうでしょう。

櫛引八幡宮に参拝

大鳥居から参道へ


待ちに待った櫛引八幡宮です。
ちょっと風が強くてびっくりしました。

このあたりは結構風が強く当たるらしいです。
だから雪よりも凍結の方が怖いと聞きました。


二の鳥居です。

拝殿とご本殿

こちらが拝殿です。美しくて幅が広い!
なんと江戸からあの有名な「左甚五郎さん」が呼ばれて建築されたそうです。


拝殿の右側を回るとご本殿のそばで祈れる場所がありました。


しかもちゃんとご本殿の説明の看板がありました。

これによるとやはり「南部藩総鎮守」という南部地方を統括する神社です。
一の宮は津軽国の岩木山神社となってますので、南部地方の方はこちらを一の宮のようにお参りするとよいでしょう。

櫛引八幡宮ものがたりという昔話を拝見したところ

櫛引八幡宮は南部一の宮ともいわれ、南部家の総氏神で、根城南部家とも深いかかわりを持った神社です。
という解説がありました。

なので、南部一の宮としてお参りしてよいでしょう。


ご本殿にこのような彫がほどこされているそう。


こちらが「六葉」珍しいですね。

こちらが木鼻の獅子と奥に鳳凰文


前日の雪が信じられないような快晴!暖かい♡

三杉大明神


ご本殿裏から反対側へ回るとご神木


このご神木をお祈りするお社までありました。珍しいです。
三杉大神様といって眼病平癒に霊験あらたかと信仰されています。

鷹とメドツの昔ばなし


ご本殿向かって左側には、鷹とメドツ(河童)が。

この鷹と河童(メドツ)のお話もとても面白いです。

その昔、八幡宮のお宮があまりに立派なものなので、あれは「左甚五郎」という名人の大工が建てたという噂がとびかったそうです。

その左甚五郎が忙しかったのか、柱の長さを測り間違って、余分な所へ穴をあけ、ヌキを通してしまいました。

「左甚五郎たるもの間違ったのではすまされない!」ということで、その柱部分を切り取って川へ捨てようとしたとき。

すると、切られた柱が口をきいたそうなんです。
「甚五郎、ちょっと待ってくれ。私は八甲田山で育ったケヤキの木だ。
立派なお宮に使われるというので、喜んで運ばれてきたのに、
測り間違ったからといって、川へ放り込まなくてもよいだろう!」と。

すると、左甚五郎は
「なにを言うか。ケツでも食え!」と言って川へ投げ捨ててしまったそうです。

そして、その柱は川の「メドツ(河童)」となってしまいました。

メドツ(河童)の手は柱のヌキのように、右手を引っ張れば、左手が短くなるし、ケツを食えを言われたので、川で人や馬の尻を狙うようになったそうです。

そこで困った住人が、八幡の神様に相談しました。

八幡様は鷹を飛ばして、メドツを捕まえ懲らしめました。
強情なメドツの頭を鷹がつついたので頭がはげたそうです。

その後メドツは改心しましたが、このお宮に封じ込まれることになったそうです。

旧暦の7月7日から10日間だけはメドツがお宮から出られる開放して自由になれるそうで、その時期は海や川に入らないようにという言い伝えがあるようです。

この旧暦の7月7日から10日間を新暦でみると、だいたいお盆の時期に重なるそうです。

お盆には地獄の蓋が開くから、足を引っ張られるから海や川に入ってはいけないという言い伝えもありますね。
青森では、このメドツが開放されているから、海や川に入ってはいけないという伝承なようです。

なかなか面白いですね。

昔話は大好きです。

八幡馬


こちらは青森に来たらよくみます。
「八幡馬(やわたうま」という郷土玩具だそうです。

八戸の駅にも大きいのが飾られていました。

見覚えのある大黒様が!


拝殿の右側には、合祀殿がありました。
地域の産土様がこちらに集められているのです。

そして左側には「撫で大国さま」がいらっしゃいました。

そこでびっくり!

この前に飾られている恵比須大国様

姫路の実家にあったものと同じではないかと。。。

 

というのも、この大黒様をご開眼して頂いて、今でも私がお祀りしているのです。

ほら!そっくりじゃないですか?!

義母に「この恵比須大国さまはどうしたの?」
と聞いたら
「青森の人が行商に来られて、買ってあげたんだよね~」

といっていたのを思い出し。

もしかしたらこの恵比須大国様を作られた方だったりして~とすごいご縁を感じたのでした。

願いが叶うか占う重軽神


拝殿の横に、重軽神も発見しました。
まずは石の重さを確認して
その後、1年以内にこのことが叶いますか。
と祈ってからもう一度石を持って

重いと感じたら難しい。
軽いと感じたら叶う。

とされる不思議な石なのです。

いつも住吉大社の年末詣でもおもかる石の占いをするのですが

こちらの櫛引八幡宮でもできます!

最後に縁結びや夫婦円満の夫婦杉です♡

ひょうたんの縁起物

こんなのもありました。

 

今回は地元にお住いの方と一緒に参拝させて頂きましたが、こんなに丁寧にお参りしたことはなかった!と喜んで頂きました。
私もいろんな発見や驚きもあって、とっても楽しく参拝させて頂きました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

ぜひ青森の南部方面にお住いの方や、お仕事で来られる方は、こちらの神様にご挨拶してからされるときっといいことがありますよ!

 

櫛引八幡宮(くしびきはちまんぐう)

公式サイト
http://www.kushihikihachimangu.com/

所在地
〒039-1105 
青森県八戸市八幡八幡丁3 


電話 0178-27-3053

御本社・御祭神

八幡大神 (ハチマンオオカミ)-別奉称 誉田別尊 (ホンダワケノミコト)-

脇宮御祭神

天照皇大神 (アマテラススメオオカミ) 天津児屋根神 (アマツコヤネノカミ)

未社・摂社御祭神

大国主神 (オオクニヌシノカミ)
建御名方神 (タケミナカタノカミ)
惶根神 (カシコネノカミ)
伊弉冉神 (イザナミノカミ)
水波能賣神 (ミズハノメノカミ)
白山比神 (シラヤマヒメノカミ)
素盞雄神 (スサノオノカミ)
猿田彦神 (サルタヒコノカミ)
倉稲霊神 (ウガノミタマノカミ)
武甕槌神 (タケミカヅチノカミ)
伊弉諾神 (イザナギノカミ)
鳴雷神 (ナルイカツチノカミ)
生保馬神 (イクヤスマノカミ)
泥土煮神 (ウヒジニノカミ)
火産霊神 (ホムスビノカミ)
大山祗神 (オオヤマズミノカミ)

参拝時間 8:30~17:00
駐車場  有 駐車場地図

 

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