新西国二十六番 伽耶院
さて、道を間違えてしまい、どこかでUターンしないとと思いながらなかなかできず、一本道を進んでいくと、なにやら看板が出てきました。
「伽耶院」と書いてあります。
最初は気にしてなかったのですが、何となくこういうときは、御縁だと思ってお参りしておいたほうがいいのかな~と思って、その伽耶院の方向へ進むことにしました。
駐車場らしきところに車を停めると、そこにはこんな「断層」が。
なにやら地震のときにできたそうですが、もしかして阪神淡路大震災のとき?!
こちらが中門(二天堂)ですね。大谷山って書いてあります。
由緒書きによると、645年法道仙人が開基したという相当古いお寺です。でも戦で焼かれて、建物自体は建て直してあるようです。
何より珍しいのは天台系の修験道のお寺なのだそうです。
でも私は
こっちから入ってしまいました。
入ったところには納経堂がありました。
そして本堂こっちという矢印を進むと
こんな素敵な感じ。お地蔵様がいっぱい!
この看板!入山料は草引き10本って素敵すぎませんか?
左手には、黄金池、と書いてありますが、12月中旬から2月までは虹色や金色に輝くそう!
それはまた冬に来てみてみたいですね!
看板のとおり本日はただの濁った水でした(笑)
ようやくご本堂へ到着!!!
お姿は厨子に入っているのでお見かけできませんが、毘沙門天様が祀られているとか!
それで本日ここに呼ばれた意味がわかりました。
実は朝の講座の中で、毘沙門天様の話がでたところだったのです。
住職様は鞍馬山へ御縁があってよくいかれているのですが、最近は庵主様の49日までの間いろいろと忙しく、今年は行けてなかったそうです。
そうしたら、花祭りの日に寝室に飾ったシキミの花に、二対の大きな「ムカデ」がほうているのに驚かれたそうです。
そこで、「毘沙門天様だ!」とすぐにピンと来たそうです。
ムカデは「百足」と書き、毘沙門天様の神使いといわれているのですって。
そんな話を伺っていたから、私もまた鞍馬山へ行きたいな~と思ったところで、このお寺さんが呼んでくださったのでしょう。(そういうことにしておきます)
もしくは私以上に、後ろにいらっしゃるおかげさまたちが、お参りしていきなさい!!と私が道を間違えるようにしてくださったのかも知れません。
ご本堂の右側には三坂鎮守社という、この大谷山の鎮守の神様が祀られていました。
そして右手には
とっても素敵な多宝塔。弥勒菩薩様がいらっしゃるそうです。
全く想定していませんでしたが、こんなに素敵な歴史のあるお寺にお参りできてすごく幸せな時間でした。
今日はひかなかったけど、とってもかわいい「にゃんこみくじ」
おみくじを結んでいる場所の前に、たくさん並んでました。かわいいーーーー。
というお参り日記でした。
今は暑くもなく寒くもなく、虫も少なくお参りにぴったりの季節ですね~。
もし水曜日のコープ講座に来てくださる方は、帰りに寄ってみられてはいかがでしょうか。
新西国二十六番 伽耶院
兵庫県三木市志染町大谷