開運研究所公式ブログ

2022.11.02

みちのくひとり旅~恐山菩提寺本坊お参り編



朝5時くらいに目覚めたので、境内を参拝にいこうか外をみるとすごい霧。

幻想的といえばそうなのですが、場所が場所だけにちょっと怖い。。。

ということで、朝のお勤めの6時半に間に合うように部屋を出ます。

地蔵堂で朝のお勤めに参加


宿坊を出て、すぐ右にこんな回廊があり、ここを通って地蔵堂へ行きます。


回廊から撮った境内。明るくはなってきましたがまだ霧がすごい。
こんな霧が出るのは珍しいのだそうです。

ちなみにこのブログでご案内してませんでしたが、恐山は10月31日で閉山となります。
冬の間は、雪が降るので、里宮のお寺でご祈祷など行うそうです。

だから今回の出張も実は当初11月2日あたりに恐山の予定で進めてたんです。
そしたら、閉山することがわかって、急遽早めて頂くことに。

おかげで今回の閉山ぎりぎりのタイミングで来れたんです。感謝です。

こちらがご本尊様のいます地蔵堂です。

お堂の中は写真NGなのですが・・・

雰囲気がわかるよう公式サイトのお写真をお借りしました。

このご本尊様の地蔵菩薩さまは、僧侶の方と同じ袈裟を着て錫杖をお持ちなのです。
とっても珍しいです。

恐山を開かれた慈覚大師様が刻まれた千年以上経っている木造彫刻です。

恐山にはこの地蔵菩薩さまに江戸時代からの言い伝えがあります。

それは昼は地蔵堂に立って、人々の参拝を受けるけれども、夜になるとお堂から出て、恐山のたくさんある地獄の岩場を巡って、苦しむ魂を救って歩かれるのだそうです。

その証拠に、菩薩様の着ているお袈裟の裾がボロボロに裂けるのです。
それは亡者がその袖にすがって救われることを願っているからなのだとか。

あくまでも言い伝えであり、真実は知る由もありませんが、私は実際に岩場を歩き回られている姿を想像しました。
そしてそれはこの後、地獄を巡った時に、やっぱりな・・・と思ったのでした。

6時半からの御祈祷では、ご自身の祈願したいことを一心に願ってくださいということでした。

終わったら、本坊の方へ移動します。


帰りの回廊からはこんな景色が撮れました。
霧が横に一直線になっていて、不思議な感じです。

恐山本堂でのお勤めに参加


こちらが本堂です。
この写真はお勤め後に自分が参拝した時にとったので塞がれてますが、お勤めの時は中に入れるようになっていました。

こちらも公式サイトからお借りしました。
ご本尊様の釈迦如来様です。

写真はないのですが、右手に大量の花嫁人形が置かれています。
この花嫁人形は結婚前に亡くした親御さんが、あの世で結婚させたいと願ってお供えするそうです。
毎年20体ほど増えていき、200体くらいあるそうです。
お焚き上げしようと思うのですが、なかなかできずに数が増えていくのだとか。
お優しいですよね・・・

他にも故人の着ていた衣服、遺影、靴やワラジ。
子どものおもちゃ、お菓子やジュースなどもお供えされています。

こちらのご本堂では、亡くなられたご先祖様、故人などのために祈るとよいということでした。
先祖供養をメインに祈願致しました。

またまた精進朝食です


夕食の時に教えてもらった五観のを唱えてから頂きました。

チェックアウトは10時なので、荷物はお宿に置いたまま参拝に出かけましょう。

まずは境内の手前から


前日に暗くて撮れなかった写真を撮りました。
こちらが山門ですね。


こちらが看板です。

恐山という山はなくて、宇曽利湖を中心に
釜臥山、大尽山、小尽山、北国山、屏風山、剣の山、地蔵山、鶏頭山の八峰の外輪山が蓮華の花のように囲んでいる霊場全体を恐山というそうです。

まだ境内に入る前の駐車場のところです。

 
六地蔵様にご挨拶して先導して頂きましょう。


山門の前には風車がたくさん

これは水子供養や早くに亡くなった子供を想い、あの世でも風車で遊べるように親が手向けているものです。
お花の代わりともいわれているそうです。

地蔵菩薩さまは、賽の河原で石を積んで待っている早く死んでしまった子どもたちを救いにいくといわれてますね。
だから、そのような供養で来られる方も多いのだと思います。

境内に入りました


前日、外湯に行くのに真っ暗すぎて怖かったこのエリア、
塔婆供養堂でした。
朝の本堂で塔婆で供養されていた方は、その後こちらに納めると説明がありました。


こっちが前日に入った古滝の湯


そして向かい側の冷抜の湯には入らなかったのですよ。
男湯と書いてるように見えたのですが、女湯でしたね。入ればよかった。
それがわからないくらい暗かったです。

ちょっと悔しいので、手だけつけてみました。
気持ちいい~。

一応、4つの温泉毎に効能が違うそうです。

 

奥の院へ


奥の院の奥の院にいます不動明王様にご挨拶へ


あの山の方に向かってひたすら登っていきます


やっと見えてきましたー

到着です!


右をみている不動明王様
まっすぐ立っても目が合いません。

無限地獄の方をみているような気がします。

せっかくなのでお経をあげていると、仲良さそうな60代くらいのご夫婦があがってこられましたが、途中でやめるわけにもいかず。
まあ、いいでしょう。場所が場所なので。

この後、このご夫婦と仲良くなりました^^

 

ということでやっぱりながくなりすぎるので、地獄めぐりと極楽めぐりは次のブログにします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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