お墓参りのオススメ その3
菩提寺のことを書こうと思いましたが、お墓参りの、お掃除が終わった後のお参りについてまだ書いてなかったので、そちらを先に書くことにします。
お掃除が終わったら、お花をきれいに飾って、ロウソクをたてて火をつけ、お線香をつけます。
お線香は立てる派、寝かせる派、いろいろありますので、ご自分のおうちの宗派に合わせるとよいでしょう。
このイラストのように、お祈りするときは、しゃがんで目線を低くしてお参りした方がよいでしょう。
お参りするときの合掌の手は、鏡印です。
神社にお参りするときもこの手の組み方をおススメしていますが、寺院、お墓であっても、この手の合わせ方が一番通じるお参りになります。
今回は墓石にご先祖さまがよられているということで、墓石に向かってこの手の組み方でお参りしてください。
目はつむらずに、目は開けてお祈りしてください。
お祈りする内容は、ご先祖さまやおじいちゃん、おばあちゃんを心配させてしまうようなことは言わないようにしてください。
心配事は、産土の神さまや鎮守の神さまがちゃんと聞いてくださいます。
ご先祖さまは、あの世での修行をがんばってもらって、少しでもいい浄土へ行って頂かなければならないご存在です。
ですので一番のおススメの言葉は
「いつもたくさん守って頂きありがとうございます」
「我が家に連なる縁(えにし)あるすべてのご先祖さまがたのますますのご開運をお祈り申し上げます」
です。
ご先祖さまには少しでもあの世で開運して頂いて、極楽な浄土を過ごして頂きたいじゃないですか。
それが映し世となって、この世の私たち子孫にも反映されるのです。
「私たちは元気にこうやって楽しく暮らしていますよ。だから心配しなくて大丈夫だから、あの世での修行がんばってくださいね」
ぜひ、そういう風な気持ちでご先祖さまにご報告くださいね。
ご先祖さまたちは、子孫が幸せに暮らしているのが一番の先祖孝行なのです。
そしてお子さんにもそういう大人の背中を見せてください。
小さいときに、お墓参りを習慣的に行っている子と、そういうことを大事にしない家の子とでは、圧倒的に守られ方が違います。
そして「草葉の陰でご先祖さまが見てるから悪いことはできない」ということも小さいときに教え込んでおくといいですね。
反抗期になって、悪いことをしようか、どうしようか、、、という二者選択のときに、小さいときのそれがあるかないかで、やっぱりやめておこう。と直前になってやめるものです。
あら、最後はちょっと説教くさくなってしまいましたね。ごめんなさい。
つい、力説してしまった。
では、次は菩提寺のことを書きますね~。