紀三井寺参拝記その2
神社開運鑑定家の藤尾美友です。
お待たせしました。(待ってないって?!)
紀三井寺の参拝の続きをアップしたいと思います。
階段を上りきったところにあるのが、この六角堂
お!右上に丸いのが写ってますね。気がついてませんでした。
西国三十三カ所御本尊を祀っています。
早速右手にある、西日本一の大きさの千手十一面観世音菩薩さまにお会いするために新仏殿へ。
下で参拝セット券を買っていたので、早速中へ。
残念ながら写真撮影禁止だったので、ブログには見せられませんが、本当に大きな金ぴかの千手十一面観世音菩薩さまでした。
下からまずお参りして、その後階段で上に上っていくと、観音さまの顔の位置にいけるというので登ってみました。
でも実際にはガラス越しで、ガラスが光って中があまり見えない。正直ちょっと期待外れでした。
後ろを振り返ると、こんな絶景が。
この後、本堂へ向かいました。
ちょうど七夕前だったので、皆さん願い事を書いてくくりつけていました。
お寺でもやるんですね~。
さて、本堂にあがってお参りしましたが、中が暗くて、そして遠くてよくわからない。
波動は来るのだけど、中に入りたいなぁ。。。入れないなぁ。。。
と思いつつ、あ、そうだ。写経をして奉納しよう!と思い立ち、住職さんに聞いてみると。
もしお時間あるようなら、大光明殿の仏像の特別公開がこれからあるのでいかがですか?
今日は副住職がいらっしゃるから、とってもラッキーなんですよ。
とおっしゃられました。
さっきの新仏殿の受付のおばちゃんにも同じ事をいわれたので、よっぽど副住職は人気がある方なんだなぁ。。と感謝しつつ、その特別公開にも出るつもりで、写経をしにいきました。
場所はさっきの新仏殿。
なんと巨大な千手十一面観世音菩薩さまのおひざもとで写経をするというありがたいことでした。
わたし筆が本当に昔から苦手でいまだに上手に使えないので、筆ペンをお願いしてそれで書かせて頂きました。
下手ですが、集中して最後までがんばるのは結構好きです。
この写経の途中で放送があり、さきほどの特別公開に向かいました。
この特別公開が、本当に来てよかったと思えるすばらしい時間になりました。
ご褒美ですね。
もちろん、写真は撮れませんでしたのですが、やはり副住職さまのお話がとってもよかったです。
聞けばなんとこの特別公開はこの日から始まったらしく、金曜日しかやっていない。しかも、第1号が私だったらしいです。
昨日もし雨が降っていなければこのタイミングで来られなかったし、やっぱり自然のなりゆきに任せることって大事ですね~。ありがたいです。
ほぼ私と東京から来たという若いお兄さんと2人だけで、副住職の丁寧なご案内で奥の蔵で大切に保管されている脇侍の仏様に対面させて頂きました。
もうそれがすごくよくてよくて・・・・感動でした。平安仏がゴロゴロ。さすが関西。
副住職のお話もそれはそれは素晴らしかったです。
観世音菩薩の観世音というのは、世の中の音を見る菩薩さまというのはわかりにくいですね。
どういう意味かというと、人の悩みというのはなかなかうまく伝えようとしても本当にはわかってもらえなかったり伝えられなかったりします。
観世音菩薩さまはそういううまく伝わらない思いや音までも観て聞いてくださる仏さまなのです。
また、観音様の右足が少しだけ前に傾いているのは、今から向いますよという姿を現しているのですよ。
仏像はしゃべらないけど、そのお姿でいろんなことを表現しているのですよ~と他にもいろんなことを教えてくださいました。
紀三井寺は「信仰の寺」「観光の寺」「健康の寺」といわれるそうで、観光は桜がとても有名なんですね。
そして景観がものすごくきれいです。
でもこれだけ景観がきれいということは風もまともに受けるので、お寺を維持していくのが本当に大変なのだそうです。
徳川時代は紀州徳川家がとても大切にしてくれたのでよかったのですが、その前の鎌倉時代などは紀三井寺や極楽地獄を描いた掛け軸をもって、いろんな所にいって説法をしながら、お金を集めたのだそうです。
また「健康の寺」というのは210段の階段を登ってこないと参拝できないので、日に日に参れば健康でいられる、そして、お参りができるということは、足腰が動いて健康でありがたい。と考えるのだそうです。
そう考えると私の足腰もまだ使えるみたいなので、何とか長く使えるようにがんばって鍛えなければなりませんね。
次の50年に1度の秘仏のご開帳は8年後といっておられたので、2020年だと思います。
ぜひそのときにはきっと混んでいて、大変かも知れませんが、ぜひ和歌山までわざわざ足を運んで頂くだけの価値は絶対あると思います!
川は三途の河なのでしょうか。この橋を渡って極楽浄土へいけるという風に作ってある先祖供養をする場所のようです。
今から約2500年前に仏教を開かれた、お釈迦様の足型で、お釈迦様を表すことのできない時代に、そのシンボルとして尊ばれたそうです。
仏足石とご縁を結ぶには・・・
1 先ず仏足石を前に手を合わせ 一礼
2 両手を前に出し、仏足にあわせる
3 お願いをする
4 再度手を合わせ 一礼
嘉吉元年(1441年)倒壊した等に替わって再建された本瓦葺三間多宝塔。
下層は四本柱の方形、上層は十二本の柱を立て高欄をめぐらせた円形。
室町中期様式・五智如来をまつるそうです。
この紀三井寺の中で一番古いものになるそうです。
国宝だらけです。ほんとに素敵です。
満喫してまた210段の階段を降りて帰りました。
おしまい!