秩父は奥が深い!
秩父は奥が深い!
神社開運鑑定家の藤尾美友です。
立春2月4日~5日の立春秩父初詣ツアーの続きです。
三峰神社でゆっくりしすぎて、荒川ライン下りのこたつ船に乗る予定だったのですが、それをやめて、聖(ひじり)神社に先に参拝することにしました。
聖神社は芸能人もよく紹介している、金運アップで有名になっている銭神さまの神社
とりあえず参拝。次から次にひっきりなしに人が来るので、無人の写真が撮れませんでした。
和銅の発見、献上を喜ばれた朝廷は、勅使を遣わし祝山に神籬(神霊の宿るところ)を建てて金山彦尊を祀り祝典を挙げました。
聖神社の創建は和銅元年2月13日で、祝山から銅洗堀を隔てて、蓑山(箕山、美野山、美の山)を背にした清浄の地を選んで遷座せられ、オホヒルメムチノミコト(天照大神)、クニトコタチノミコト(国常立尊)、カムヤマトイワレヒコノミコト(神武天皇)が併せ祀られました。(聖神社HPより)
ということで、そうそうたるご祭神が祭られています。
なんでもご本殿は、前日にもお参りしてきた今宮神社のお社を移設したそうございます。
その左側に鎮座されるのが、和銅出雲神社
私は急ぎの電話がかかってきて、その電話をしている間に、他のメンバーはさっさと和銅出雲神社の方に移動して、何かを感じているようでした。
宮司さんにお話伺おうにも、無人で、お守り類なども、お金を入れておいてください。と箱が置いてあってまあ、無用心なこと!
金運アップの神社だから、太っ腹?? なわけはないですね。性善説ってことなんでしょう。
私は聖神社は巨石のパワースポットと聞いていて、聖神社がなぜ巨石のパワースポットなのかがわからず、ぐるぐるしていました。
狛犬さんも、なぜか両方前を向いているのです。
普通は、両脇から横向きに向かい合って守護しているのに、なぜ前を向いているのか。ということもひっかかったりしていました。
参道の階段の横に隠されるように、こんな大きな磐座(いわくら)を発見しました。
もともと、ここで祭祀してたんじゃないか。と思って、下に下りてみると、やっぱりこの磐座に向かって小さなお社も建っていました。
でも現在はその大事な場所が資材置き場みたいにされてしまっていました。
とっても悲しいです。
その磐座も自然の石というより、小石がまざっているし、どこかから運んできた磐なのかなぁと言いながら、流れのまま、和銅遺跡に行って見ることにしました。
夕方ではなく、朝の時間帯に来ていたので、このような臨機応変なこともできたので、すべてがうまくいっていました。
車を駐車スペースに停めて
和銅遺跡の露天遺跡と書いてある方へ歩いていきます
着きました!
りっぱな和銅のモニュメントがあって、解説なども書かれてあります。
でも、なんだか山の上の方が気になってしょうがありません。
こんな階段があって、全く脚力にも体力にも自信がないのですが
「あの~、この階段登って上にいってみませんか?」
と皆さんに聞いてみると、やっぱりそうきたか・・・という顔をしながら「いいですよ!」と付き合ってくれることになりました。
私のツアーではこのようなミニ登山が付き物なので、必ず歩きやすい滑らない靴できてください!と事前に連絡しています。
ゼーゼーハーハーいいながらも、登っていったら、こんな今でも銅が採掘できそうな露天が現れて、一同感動!!!!
渡来人が前世だったというメンバーも数名いたので、ここにつれてこられた感じでした(私もそのひとり)
そして一番上のギリギリのところまで登ったら、ほんとにパワーがすごくって、やっぱりここまで来てよかったぁ!!!
ここが聖神社のご神体山で一番大事な場所だったことがわかりました。
もうね。ホカホカしてるんですよ。山が。
そして大昔にここで一生懸命、銅を切り出していた人々が目に浮かんできました。
この秩父という地が、朝廷に認められたのは、我が国初のニギアカガネ(自然銅)がここで見つかり、朝廷に献上したからなんですね。
それがきっかけとなり、我が国最初の流通貨幣【和同開珎】が鋳造されました。
それで、朝廷は、勅使を遣わし祝山(イワイヤマ)に神籬(神霊の宿るところ)を建てて金山彦尊を祀り祝典を挙げましたのが聖神社だったのです。
それで金運アップ?というのはちょっとどうかと思いますが、でも全国で金運アップを売りにしている神社では、初めての御札を作った!とか、そういう謂れが多いですよね。
秩父には毎年来ているのに、また新たな素敵なところを発見して、すごく嬉しいツアーとなりました。