ペットをどう見送るか
またまた猫の話の続きを書かせていただきます。
こうやってブログに書くことで、私の気持ちもどんどん整理されていっているようです。
このブログもペットの話には興味ないという方は、スルーしてください。
さて、一晩、みなみちゃんのなきがらと一緒に過ごして、次の日にはもう火葬に出してあげないと、暑くなってくると傷んでしまうといけないし。
ということで、どこに持っていくかという話になりました。
うちの町の公民館の近くに、公共の火葬場と葬儀場があるらしく、夫の両親たちもペットを何匹か見送っているのですが、そこに持っていったという話でした。
ですがインターネットをみても、ペットの火葬の料金などは書いてあるのですが、そのあとどうなるかということには全く触れていなかったのがとても気になりました。
念のため、ペットを供養してくれるお寺とかペット霊園がないのかというのを、自分で調べてみました。
お寺はないようでしたが、ペット霊園なら車で30分くらいのところにあるということを一応チェックしておきました。
そして、次の日、私が仕事から帰ってくるのを待って、その公共のところに持っていきました。
すごく時間もせかされていて「2時半までに持ってきてくれないとこちらで保管して明日になります」
というのです。
本当は娘にもたち合わせたいと思ったのに、学校が終わる時間には間に合いませんでした。
そしてその公共の施設にいくと、工場みたいなところに連れていかれ、炉が何個かおいてあるところで、ペットの重要をはかりで計って、サインして印鑑を押したら、
「じゃあ後ほど火葬しておきますんで」っていう感じなのです。
「え?この火葬した後の骨とかはどうなるんですか?」
と聞くと、その工場みたいなところの裏に、灰を入れておく供養塔みたいなのがあって、そちらに3か月間、置いておいた後、静岡県の方へ持っていきます。
といわれたのです
それってどういうこと?静岡県ってなんで?それって処分場かなにか?
思いがグルグルした後、大泣きしながら「そんなのいやだぁ!!キャンセルする!!!」
といって、お金も払っていたのに、返金してもらって、またみなみちゃんを返してもらいました。
そして夫に「どうするん?」っていうので、泣いてるのに、昨日探しておいたペット霊園の電話番号を調べて、電話で問い合わせをしました。
「今からでも大丈夫ですか?」
と聞いてみると、3時までに着てもらえるなら大丈夫です。出来ます。というお返事だったので、そちらに向かうことになりました。
火葬の方法も、「個別火葬・拾骨・拾骨セレモニー」さらに「仮位牌、本位牌、棺、骨壷」がついているプラン、などもありました
もちろん合同火葬(他の子と一緒に火葬する)というのもあるそうです。
でもそれだとお骨を拾えないので、個別の火葬をお願いし、合同の納骨堂に入れてもらうことにしました。
公共の施設で行うより10倍の料金(3千円が3万円)でしたが、お骨が静岡県の知らないところに持っていかれるよりこちらの方がいい!と思いました。
この時点で、結局、見送られる側(猫)の方は別にそんなことしてくれなくても、ちゃんと天国にいけるよ。って思ってるかも知れないのに、祭祀は見送る側の納得できるようにしか出来ないもんなんだなと客観的に分析してました。
もちろんペットじゃなく人間だった場合は、ちゃんと遠くても先祖代々のお墓に入ってもらったり、先祖が代々やっていた方法で祭祀しますよ。(そうお教えしてますし)
今回はペットだったので、人間と同じお墓に入れるわけにはいかないし(人間と畜生は一緒に入れてはいけないのだそうです)
ということで、実家から30分。法華山っていうそうです。名前もいいじゃないですか。
さすがに民間だけあって、お出迎えから、お別れのセレモニー、お焼香とかも人間と同じようにやってくれました。
そしてお骨を拾うときにも、わかりやすいしっぽのお骨を並べて置いてくれていたり、のどぼとけは人間ののどぼとけと同じように、合掌している形でした。
そして、本堂で般若心経をあげていただき、釈迦如来さまにこの子の魂がいいところにいけるようお導きをお願いしました。
人間が拝んでいる仏様が動物の供養や導きをしてくださるのか、私にもわかりませんが、祈った感じでは、ちゃんと連れていってくださるような波動でした。
ちなみに神様の世界でも、人間を守護しているご存在は3割くらいで、その他の神様は、動植物も守護しているそうです。
そう考えると、ちゃんと仏様がみてくださるような気もします。
ちゃんと仮位牌や卒塔婆等も作ったのですよ。
それもこれも、本当は私が安心したいために納得したいためのセレモニーなのかも知れませんが、それでも思うように見送ってあげることができて、ものすごくすっきりしました。
今後後を追う我が家のペットたちも、ここに連れてきてあげれば、一緒にお参りすることも出来ますし、寂しくないでしょう。
そういうわけで、ペット霊園なんて!と批判される方もいらっしゃるのかも知れませんが、結局のところはお世話に成ることにしました。
なんと49日の法要もやってくれるそうです。動物の霊が人間と同じように49日この世に留まっているのかもわからないのですが・・・(苦笑)
一応、後悔しないようにという目標は達成され、みなみとの思い出を胸に、またこれから前を向いて歩いていこう!と思っています。
今回のペットの火葬については、あくまでも私個人の一意見ですので、公共の施設で火葬してしまったのがよくないとかそういう意味ではないので、誤解しないでくださいね。
私がそれでは気持ちが納得できなかった。っていうだけのことです。
だって昔からペット専用の霊園なんかなくて、火葬どころか庭に埋めたり、大自然に還したりしていたのですからね。
長い話、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。