開運研究所公式ブログ

2014.10.06

氏神様がない地域こそ産土信仰です!

突然ですが、私のルーツは大分・福岡あたり。
親が若い時に商売をするために大阪に出てきて、大阪で育ちました。
でも住んでいる場所は先祖も何も関係がない土地。

昔からの地元の方は氏神様を大事に守られていますが、あとから来た新参者の我が家には、奉納の要請も来ない代わりに、お祭りがあっても全く無視されておりました。

夫のルーツは今住んでいる姫路。といっても、今の家は夫の両親が若い時にローンを組んで頑張って買われたニュータウン。

このニュータウンにはなんと氏神さまがない!!というのです。

一体どういう事かと聞いてみると、昔から氏神様を守ってきた人たちは、お金もそれなりにその神社や御神輿にかけてきているので、あとから来た新しい人たちを入れたくないのだそう。

我が家から一番近い村には吉備津神社、反対側には私の鎮守神社がありますが、どちらも氏子地域がきっちり決まっていて、私の住む地域はどちらにも属していないというわけです。

昔、夫が育ったころのニュータウンにはものすごい数の子どもたちが育っていて、この子たちにも神輿を担いだり太鼓をたたいたりさせてあげたい。
という大人たちが、レンタルで御神輿を借りてきて、子どもに太鼓をたたかせてあげて、ニュータウンを練り歩くというお祭りをはじめた。

このお祭りが今でも残っていて娘も6年生の時に参加させてもらったのだが、聞いてみると、どの神様もお乗りになっていない空っぽの御神輿なのです。
初めて聞いたときは本当に信じられませんでした。
一応神主さんを呼んできてお祓いはしてもらうそうですが、神様は乗り移られていない御神輿。

こんな風に自分の家には神社がない!という風になると、どうしても根なし草みたいな感じがして、拠り所がなく、騙されたり、偏ったカルト的な宗教にはまってしまったりしてしまいがちです。

うちだけでなく、新興住宅地には氏神様がない地域が結構あるそうです。
神社庁に聞いても、どちらの神社でも好きな方に行ってください。って言われちゃうそうです。

最近神社鑑定させて頂いた、高級住宅地で有名なある地域も氏神様がないそうで、その方の鎮守神社もとっても遠いところになってしまいました。

こういう新しい住宅地にこそ、たくさんの人が住んでいるというのに、氏神神社があてがわれないというこの矛盾した現実があるのです。

先祖代々その土地に住んでいて、ずっとこの氏神様を守ってきたんだ!という方は、それ以外の神社が産土神社ですよといわれても、とても受け入れられないでしょう。

でも、氏神様がどこかもわからない。という方には、産土神社や鎮守神社を是非是非調べて、お参りしてもらいたいと思いました。

それが、根なし草のようになってしまっている拠り所のない自分を、しっかりと根の張った揺るがない自分にバージョンアップできる大きな拠り所になると思うのです。

こちらは、さっき夜のウォーキングにいっていたら、鎮守神社の方がなんだか賑やかで、夜の神社には参らないのですが、近づいて行ってみました。
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するとこんな立派できれいにライトアップされた御神輿に子どもたちを乗せて、太鼓をたたく練習中でした。
夜8時半に、本物の御神輿の上で太鼓の練習が出来るなんて、ちょっと贅沢です。
他の地域の人たちは、集会場や御神輿倉の中で練習しています。

姫路は今週末が秋祭りなのです。
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ちなみにこの鎮守神社でお手水が流れているのを見たことがなかったのですが、先日初めて流れているのを発見!

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ちなみに神社のご本殿の裏あたりで、脱皮した蛇の皮を発見!わたしはめっちゃ苦手なんで、本気でギャーッ!!!って叫びました(笑)
そういえば、この神社の階段で初めてマムシにも会いました。

たとえ氏神様でなくても、お祭りの仲間に入れてもらえなくても、鎮守の神様はいつもとってもウェルカムしてくださるし、グングン神社もご開運され、我が家も開運しているので、ありがたくってそれだけで十分です。
氏子の皆様がいっぱいお金もかけてくださって、お掃除もしてくださって神社が存続できているのですから、心から感謝しています。

賃貸マンションだったりすると、なかなか氏子会には入れてもらえないという方も多いと思います。
そういう方こそ、産土信仰で神様と仲良くなるチャンスですよ。

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